愛媛県県営住宅

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Ⅲ 団地生活のルール

1 団地生活の心がけ

(1)楽しい暮らしのために

○ 騒音を出さない。

○ 犬・猫などのペットの飼育はしない。

○ 団地内の美観を保つ。

○ 廊下・階段などには、物を置かない。

○ 団地の自治会または町内会の決まりは守る。

(2)自治会について

秩序のある住み良い団地をつくるため、入居者の皆さんの自治組織として自治会又は町内会があるので、加入してください。

自治会または町内会の活動

○ 共益費の徴収及び運用に関すること。

○ 集会所、駐車場などの共同施設の利用に関すること。

○ 共用空地の管理に関すること。

○ 樹木などの手入れに関すること。

○ 屋内階段や屋外の側溝・排水管など共用部分の清掃、 居住環境の維持改善などに関すること。

○ 入居者相互の親睦に関すること。

2 住宅使用上の注意

(1)水道

○ 水道の元栓
水道の元栓の位置を確認しておきましょう。
上階から水漏れがあり、上階が留守のときなど緊急の場合は、上階の元栓を締めてください。

○ 断水
使用中に断水した場合は、ただちに水栓(蛇口)を締めてください。
もし、締め忘れたまま外出すると、通水したときに水が出っ放しとなり、不経済であるとともに、階下に漏水して近隣に迷惑をかけることもあります。

○ 水栓(蛇口)の使い方、パッキンの取り替え方
蛇口を強く締め過ぎますと、故障の原因となります。

パッキン(市販されています)の取り替えは簡単ですので、自分でできます。

■パッキンの取り替え方

① まず、蛇口の頭部をはずす前に、メーターのところにある止め栓のハンドルを矢印の方にまわして水を止める。

② スパナなどで蛇口の上部をゆるめる。

③ 蛇口の頭部を回しながら取り外す。

④ ドライバーやプライヤーなどで、ビスまたはナットをはずし、パッキンを新しいものと取り替える。

⑤ 蛇口の頭部をはめこみ、2~3回まわしてからハンドルをよくしめ、スパナで完全に固定する。

○ トイレの水漏れ
トイレの水が止まらなくなった場合は、コインで水栓を締めると水は止まります。

(2)電気

○ 安全ブレーカー
電気器具に故障があったり、一定量以上使用すると、つまみが下がって自動的に電気が切れます。この場合は、故障の箇所を直すか、使用器具の数を減らすかして、つまみを上げてください。

○ 電気器具の使用方法
電気器具は,直接コンセントから使用してください。
タコ足配線は、火災の原因になるのでやめましょう。
コンセント部分の綿ゴミなどは、加熱による火災の原因になるので清掃してください。

(3)ガス

地域によって供給されるガスの種類(熱量)が異なります。
確認のうえ種類にあった器具を使用してください。
ガスの使用にあたっては、部屋の換気をよくして、不完全燃焼をしないように十分注意してください。また、揚げ物の料理中には、絶対にそばを離れないようにしてください。

(4)玄関

○ 玄関ドアには自動的に閉じるようにドアクローザーという器具をとりつけたものがありますので、
子供が指をはさまないように注意してください。

○ 中高層住宅では、特に風の強いとき、ドアが風圧で急に締まることがありますので注意してください。

○ ドアの鍵は余分がありませんので紛失しないようにしてください。紛失の場合は、ご自身で対応をお願いします。

○ 玄関の土間は防水していないので、打ち水はしないようにしてください。

○ ドアを開けっ放しにするためにクサビなどの詰め物をすると、蝶番(ちょうつがい)が変形しドアが閉まらなくなる原因となりますので止めてください。

(5)バルコニー

○ 植木鉢などは落下すると危険ですので、バルコニー付近には置かないようにしてください。

○ バルコニーに箱などを置くと、子供が踏台にして転落事故のもとになりますので注意してください。

○ バルコニーの床は完全防水ではありませんので、多量の水は流さないようにしてください。また、排水口はこまめに掃除をしてください。

○ 洗濯物を手摺りにかけたり、突き出して干すことは、団地の美観を損なうばかりでなく、階下の人に迷惑をかけますのでやめてください。

○ 隣家との間仕切り板や上下階の避難口は、火災など緊急時の避難通路になリますので、付近に物を置かないようにしてください。

○ 県営住宅には、網戸は付いていません。(一部の住宅を除く)

(6)台所

○ ステンレス流し台は傷がつきやすいので、掃除の際には金属製のたわしや磨き粉などは使用しないでください。

○ 流し台の目皿のゴミは、こまめに掃除するようにしてください。目皿等を外したままで使用しないでください。排水管がつまる原因になります。

○ 固形物や使用済みの油類は.流さないようにしてください。排水管がつまる原因になります。

○ 流し台の排水パイプには、ビニール管を使用したものがありますので、熱湯を流さないようにしてください。

○ 換気扇は油分が付着しますので、定期的に掃除をしてください。

(7)浴室

○ 県営住宅には、浴槽・風呂釜は付いていません(一部の住宅を除く)。風呂釜は、各住宅によって使用できる型式が異なります。その住宅に合った釜を使用してください。

○ 防水している所は浴室だけですので、浴室以外の箇所には水をこぼさないよう特に注意してください。

○ 自己の責任による階下への水漏れは、当事者間の話し合いで解決してください。また、水漏れをおこした人の負担で住宅の修繕をしていただきますので、保険に加入することをおすすめします。

○ 排水目皿がつまると水があふれ、階下へ漏水することになりますので、定期的に掃除をするようにしてください。

○ 浴室は湿気の発生場所ですので、換気が不十分ですと、壁や天井についた水滴からカビが発生したり、浴室戸が腐食します。換気には十分注意してください。

(8)便所

 水洗式使器の水の出方には2種類あります。

■ ロータンク方式

タンク内に水をためておき、レバーを操作して流します。ロータンクの上に生花など置かないようにしてください。
洗浄剤の使用もひかえてください。
浮きゴミがつかえて、水がとまらなくなることがあります。この場合は、止水栓を止めてふたを開け、ゴミなどを除去するとともにレバー位置を確認してください。

■ フラッシユバルブ方式

ハンドルを押すと、約10秒間水が出て洗浄されます。
水が止まらない場合、止水弁のネジを右にまわすと止まります。

○ 便所の掃除
便所の床は防水していませんので、水を流さないようにしてください。また、掃除には中性洗剤を使用してください。

(9)結露

室内と室外の温度差により、暖かい空気が冷やされて水滴になることを結露といいます。
結露をそのままにしておくと、壁・天井にカビが発生し、家具・畳等が腐りやすくなります。

(10)ダニなどの害虫

○ 初夏から秋にかけて、ダニなどの害虫が発生しやすいので、日頃から室内を清潔にし、こまめに掃除をしてください。

○ ダニ等の害虫の駆除は、人居者負担になっていますのでくれぐれも予防に心掛けてください。

○ 畳やカーペット等の敷物は、ダニなどの温床になりやすいので、ときどき日にあてて干すようにしてください。

(11)テレビアンテナ・エアコン・電話・ガス湯沸かし器等の設置

○ テレビアンテナを設置する場合は、住宅に損傷を与えないように設置してください。(例えば屋上の防水層の損傷等)

○ 共同アンテナの場合は、室内にある端子を使用してください。

○ 住宅内にエアコン等を設置する場合は、クーラースリーブ(エアコンの専用穴)を使用してください。

○ クーラースリーブのない住宅については、壁に穴をあけるような設置は禁止しています。エアコン等を設置するときは機種の選定に注意してください。

○ 電話を架設する場合は、電話架設用引き込み穴がある住宅は必ずこの穴を利用してください。

○ ガス湯沸かし器を設置する場合は、供給されるガスの種類(熱量)にあった器具を使用してください。

3.災害防止

人命の安全確保や物的被害防止のため、火災や地震などの災害時の通報体制、避難体制を確立し、防火・防災訓練などを実施して、非常の場合に備えてください。また,消火栓、火災報知器、非常警報機、消火器、避難器具などのある団地では、常に設備の位置や取り扱い方を知っておくようにしてください。

(1)火災

○ 燃えやすいものをバルコニーや窓の近くに置かない。
中層や高層の住宅は耐火構造であり、住戸内で火事になっても、基本的には他の住戸に類焼しないような構造になっていますが、バルコニーや窓近くに燃えやすいものがあると、これに引火して他の住戸に類焼したり非難できなくなるおそれがあります。

○ 火災が発生したとき
大きな声で、「火事だ!」と叫び、近所の人に知らせてください。
カーテンなどに燃え広がった時は、煙や炎が部屋から外にでないようにドアや窓をできるだけ締めてから避難してください。119番通報も忘れずにしてください。

○ 避難方法
非常の場合に備え、2方向の避難経路が設けられている住宅もあります。
日頃から確認するようにしてください。
 

○ 消火活動
団地内進入路・通路は、火災時に消防車が活動するため、自動車等は駐車しないことはもちろん障害物を置かないようにしてください。
<消火器の使い方〉>

(2)地震

まず火元を消してください。
中高層住宅の場合、上の階ほどゆれは大きくなります。慌てず、まず火元を消して落ち着いて行動してください。

(3)台風

○ ベランダなど室外にある物は、取り込みやすくするとともに、不用物は整理しておいてください。

○ ベランダの排水口が詰まっていると大雨のとき雨水があふれて階下に水漏れすることがあるので、掃除しておいてください。