■熱反射(遮熱)シートとは? |
■快適さ(暑さ・寒さ)を感じるのは温度ではありません 36℃のお風呂に入った場合ぬるく感じることは誰もが経験していますが、その理由は「暑い」と感じるのは温度ではないからです。外気36℃の太陽の下では、吹き出るような汗と息詰まるような熱気で立ちくらみをするような思いをしますが、木陰に入ると涼しく感じます。体温36.5℃とすると、外気はそれより低い温度ですから、本来涼しく感じなければなりません。しかし、暑く感じるのは太陽の輻射熱が直接体に当たって熱を発しているからです。木陰に入ると木の葉が輻射熱をカットしてくれますので涼しく感じます。 ■輻射熱を喚起するのは「熱線=電磁波」 太陽からの熱を持たない熱線(電磁波)の一部は宇宙空間のダストに衝突し、ダスト内に吸収され「熱変換作用」により輻射熱Aを発します。(地球空間温度の大半を決定する)。また大部分の電磁波は地球に直接降り注ぎ、物体に衝突します。その物体は電磁波を反射するか吸収されるかに分かれます。吸収された電磁波は前記ダスト同様「熱変換作用」により輻射熱Bを発します ■外気温38.5℃でもエアコン不要の工場 圧倒的に多い「輻射熱75%」を防止するために、熱反射(遮熱)シートで施工すると、左の写真のような快適空間が誕生します。 米国では必ずと言って良いほど、熱反射(遮熱)シート施工が当たり前の事です。米国の夏の暑さは半端ではありません。外気温38.5℃、湿度60%であってもエアコン不要の工場でした。 ■熱移動の75%は輻射熱です ~熱反射(遮熱)シートは夏期の輻射熱の97%をカット、反射します~ ペンシルバニア州立大の報告によれば、ビル等の空間での熱損失の大半は、伝導熱と対流熱によると考えられていましたが、実際ほとんどの熱伝達は輻射熱によるもので、その量は全熱移動の75%を占めると述べています。全米の多くの機関でも、暖かい壁から冷たい壁との間の熱の通過は夏冬に関わらず、その65%~80%は輻射熱に依るものということで一致しています。従って断熱材を厚くしたり、熱伝導率を低くしただけでは快適空間は生み出せないのです。 ■断熱材と熱反射(遮熱)材の違い 「断熱材」とはグラスウールやスタイロフォーム等発泡系材料、古紙綿状材料等一般的に使用されてきた材料です。 「熱反射材(遮熱材)」とは米国では1920年から日常的に使われてきた反射材を言います。 ■夏の暑さも冬の寒さも遮熱・反射し、快適な空間を造ります ~断熱効果で考えてみれば、スタイロフォーム100ミリ同等の効果~ 熱反射(遮熱)シートは春夏秋冬不眠不休で働き続けます |
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