新入社員体験研修/2012年
  ミャンマー難民キャンプ訪問活動
   
 

 
 
1948年以来、ミャンマー政府軍とカレン族など少数民族との間に紛争が続き、さらにはミャンマー国内で人権侵害が起きているため、1984年よりミャンマー難民がタイに流入し始めた。
タイ国内には、ミャンマーとの国境近くに9つの難民キャンプがある。そのうち2つのキャンプを訪れた。

●研修期間
2012年11月19日(月)~11月25日(日)
●活動拠点
メラキャンプ・ウンピアムマイキャンプ

   
 
 メラキャンプ  ウンピアムマイキャンプ
   
 
 
研修概要 
研修初日  11.19(月)
○ 7:22 広島駅出発
○ 11:40 福岡空港発
○ バンコク・スワンナプール空港発
○ 23:00 タイ メーソッド   アリサホテル到着
   
研修2日目  11.20(火)
○ 9:00  SVA事務所訪問
○ 13:00~19:00 メラキャンプで病院や小学校、マーケット等を見学
 
 事務所で難民キャンプの現状やSVAの活動内容等を伺い、自分たちにできることは何か今一度考え直した。同時に、私たちがいかに裕福な生活をしているかを強く感じた。

 メラキャンプのマーケットでは服や野菜などが売られていたが、衛生面に問題があり、周りにゴミが散乱し、水もきちんと整備されているようには見えなかった。ただ見るだけで何もできない。無力感を感じる。明日は子どもたちと交流するが、果たしてどこまで楽しんでもらえるか不安でいっぱいだ。

 職業訓練学校は授業が終わっていたので、学校内の見学だけした。コースはいろいろあり、美容、技術、調理、裁縫などがあった。授業で使うものはきちんと揃っている。しかし、訓練が終わっても就職先がなかなか見つからず、学んだことを生かせるチャンスが少ないとのこと。
 
研修3日目 11.21(水)
メラキャンブ

○ 9:00~18:00 
・屋外スポーツ交流・・・シャボン玉遊び、縄跳び等
・屋内交流・・・折り紙、お絵かき等
 午前中は、キャンプの子どもたちと日本で買ったしゃぼん玉や縄跳びで遊んだ。思ったよりも人数が多く、しゃぼん玉の液がもう少しあればと思った。縄跳びは、2本をくっつけて長縄にしてみたら、たいへん興味を持たれた。

 小学校と中学校へ訪問し、文房具などの物資を渡した。各教室を見学した後、小学1年生の子供たちと簡単なディスカッションをする。夢の話になり、子どもたちは「兵隊になる。看護師になる」などいろいろな夢を語った。

 午後からは、SVAの図書館で本の清掃をしたり、装飾作りや写真ボード作りをしたりする。
 その後は、Aグループ全員でチューリップの歌を歌った。子どもたちも現地スタッフの方も覚えてくださり、最後は全員で歌った。
研修4日目 11.22(木)

ウンピアムマイキャンプ
 9:00~18:00 
・キャンプ事務所訪問
・職業訓練学校訪問
・職業訓練レストランで昼食
・学校訪問・・・保育所
・高校訪問
・キャンプファイアー
 キャンプ委員会の方から、「物資が足りない。第3国定住は厳しい条件がある」という話を聞いた。

 一般家庭を訪問させていただいた。縄文時代の竪穴式住居のような感じの造りで、中はしっかりした作りになっていた。テレビ等の家電製品もあった。

 午後からは、保育所・高校を訪問した。保育園では園児と合唱やダンスをした。
 高校ではディスカッションをした。学生は皆日本に興味があり、原発や日本の学校のことなどについて聞いてきた。
研修5日目 11.23(金)

ウンピアムマイキャンプ
 9:00~18:00 
・屋外スポーツ交流・・・サッカー、相撲、縄跳び等
・屋内交流・・・折り紙、お絵かき等
 午前中は、メラキャンプと同様に子どもたちとしゃぼん玉や縄跳びをして交流した。長縄を作ってみたら大人気だった。むこうでは長縄がないようだ。

 図書館では、好きなスポーツの絵を描いたり館内の飾り作りをしたりした。言葉の壁は、折り紙を折ったりジェスチャーで伝えたりしているうちに、次第に感じなくなった。
 
研修6・7日目 11.24(土)
6日目
○ 9:45 メーソット空港発
○ 13:15 ドンムアン空港発


7日目
○ 1:00 バンコクスワンナプール空港発
○ 8:18 福岡空港発

○ 10:00 広島駅着
 バンコクから飛行機で6時間。夜間便で疲れもピークに達していた。そのため、予定していた新幹線の便に乗り遅れてしまい、出迎えに来て下さった先輩方を待たせてしまった。順調だった研修が最後の最後でミスをおかしてしまい残念!!しかし研修はなんとか終了した。
 
 総括(感想)

 タイへ研修に行く前は、非常に不安だった。しかし、今度の研修では「成長できる」と確信していた。その理由は、全く知らない土地だから得られるものがある、恐ろしいから緊張感を持った行動がとれる、団体で行動するので個々の責任が問われる、・・・・などである。その結果、自分なりに成長できたのではないかと思っている。
 また「生きることの素晴らしさ」「自分たちがどれだけ裕福な生活をしているか」を肌身で感じることができたのもよかった。


 タイには行ったこともなく、しかも女性1人ということもあって不安だった。しかし行ってみると現地の方は非常に親切だった。
 一番の衝撃は、食事面や安全面などが日本とは大きく違うということだった。そんな中にあって、キャンプの方の笑顔はとても素晴らしかった。それをみて「生きているって素晴らしいことだ」と改めて感じた。普段日本では味わえないような生活を見ることができたのは、有難かったと思っている。
  


 帰ってきた時に一番に感じたことは、日本は何と住みやすく、恵まれた国なのだろうということだった。
 今回の研修を通じて、普段当たり前のようにある電気や水道などのありがたみや、難民キャンプで生活している人々の将来などについて考えさせられた。この経験を今後どのような時、どのような場所で活かせるかが課題だと思った。


 現在抱えている問題をどのように乗り切っていくか、真剣に考え努力している人々がいる。難民キャンプ内の高校生は、厳しい現状下にありながら堂々と夢を語っている。それらの姿はとても素敵だった。私はこの年になっても、自分のしたいことや夢を見つけていない。今後知識や見聞を広め、自分のやりたいことを、ひたすら見つけていきたい。
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