新入社員体験研修/2011年
東北大震災ボランティア活動
家屋内の泥出し作業・写真洗浄等

 


 
 
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、被災された多くの方が現在も苦しまれている。
一方遠く離れた広島の地に住む私たちは、平穏な日々を過ごしている。
私たちは被災地に行き、清掃等を通じて、いささかでも被災者のお役にたちたいと願い、本研修を企画・実践した。


●研修期間
2011年7月4日~7月9日


●活動拠点
仙台市津波災害ボランティアセンター
仙台市宮城野区新田東4-1-1
宮城野区体育館内

 
 
 
 
研修概要 
研修初日  7.4
○ 10:37 広島駅出発
○ 17:30 仙台駅着
○ 18:30 ホテル到着
  私たち8人、無事仙台に到着。
明日からのボランティア作業に備える。
仙台市津波災害ボランティアセンターで、沿岸部の作業を指示された。詳しいことはサテライトセンター(出張所)で指示されるということなので、そこへ向かった。
 
   
研修2日目  7.5
○ 8:45  津波災害センター到着
○ 2グループに分かれる。
   Aチーム  国広 大元 大畠  潰田・・・・Aさん宅の泥出し
   Bチーム  田原 飯田 恵島  山崎・・・・Bさん宅の泥出し
○ 11:00~15:00 家屋内泥出し作業
  海辺に近づくと、津波の生々しい爪あとが広がった。建物の瓦礫、こわれた車、電気器具などが山積みになっている。絶望的な風景だった。
依頼された個人宅に到着する。家の中は泥で埋まっていた。それをスコップで掘り、台車で仮設ゴミ捨て場に運ぶ。その仕事の厳しさは、予想を超えている。運んでも運んでも、泥は減らなかった。
腐っているお風呂の水を排水した。その臭いは強烈で吐き気を催した。 
○ 16:30~17:30 仙台駅周辺の自主清掃 
研修3日目 7.6
○ 10:00~15:00 家屋内泥出し・側溝泥出し・雑木除去作業
  現地ボランティアの強力な応援もあり、家屋内の泥の排出作業が進み、家主さんに感謝された。もっと頑張ろうと思った。
○ 16:30~17:30 仙台駅周辺の自主清掃  
研修4日目 7.7
 10:00~15:00 写真洗浄・家屋内泥出し・雑草・雑木除去作業
  写真洗浄はAチームが実施。
写真洗浄作業は、ことのほか印象に残った。アルバムを洗浄していると、流される前の幸せそうな生活が見え、心に詰まった。
○ 16:30~17:30 仙台駅周辺の自主清掃  
研修5日目 7.8
○ 10:00~15:00 家屋内泥出し・側溝泥出し・雑木除去作業
  側溝の泥出しは、泥の量も多く炎天下のなかでの作業なので疲労が大きかった。側溝泥出し作業をしていると、草抜きをしてい る現地のおばあさんから
「ご苦労さんです。ありがとうございます」と言われた。
○ 16:30~17:30 仙台駅周辺の自主清掃
研修6日目 7.9
 ○ 10:00 仙台駅出発
 
     
 反省と今後
■Aチーム  
 ボランティア活動が終わり、自分たちの作業の微力さを感じた。私たちのやった仕事は、この広い荒野のなかで、ほんの点に過ぎなかったが、ひたすら前進を続けている現地ボランティアの皆さんの中に加わることができて本当に良かったと思っている。


 今回の研修で自分の価値観が大きく変ったように思った。被災地の方々は、あれだけ大きな被害を受けながら、毎日希望を持って明るく生活されている。学ばなければならないと思った。

 
 私たちは、身の周りにあるものを当たり前に使っているが、その当たり前が全部なくなったとき、すごく怖いということがわかった。テレビで知った災害の全貌は、ほんの一部に過ぎなかった。

  
 あれだけの被災を受けながら、地元の人たちの中には毎日ボランティアに参加して頑張っていらっしゃる方もおられる。そんな人たちから、反対に「元気」をいただいた。


■Bチーム  
 今回のボランティア作業は、暑さ・疲労という肉体的なものだけでなく、精神的にも追い詰められるというきつい面もあった。このような困難を乗り越えることができたのは、同期のみんなの結束があったからだと思っている。一人ひりの積み重ねが大きな力になることを学んだ。

 
 今回のボランティアを通じて学んだことは、困った人の力になれることは素晴らしいということだった。
 津波の被害の大きさは、広島にいる限りわからない。一人でも多くの人たちに知らせたいと思った。


 原型をとどめていないガソリンスタンドやおそらくコンビにだろうと思われる廃墟を見ていると、被災の瞬間、店員やお客さんはちゃんと避難されたのだろうかと思った。そしてなんともいえない怖ろしさを感じた。

  
 今回のボランティアで、少しばかりでも自分が成長できたように思っている。1日も早く復興してほしいと祈っている。
 
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